食事はどうすればいい?
食事療法の基本
ネフローゼ症候群の食事療法は、タンパク質や塩分をはじめ、水分や総カロリー、カリウムなどに気を配る必要があります。基本的に微小変化型でステロイドがよく効いたときとそれ以外のタイプで分けて考えます。これは、微小変化型がステロイド薬の反応がよく、厳しい制限を必要とする場合が少ないからです。なお、適切な詳しい食事療法につては個人差があるので医師に確認しておけば安心です。
微小変化型ネフローゼ(治療がうまくいっているとき)
| 項目 | 内容 |
| タンパク質 | 体重1kgあたり1日1~1.1gが目安。 |
| 塩分 | 0~7gが目安。むくみが強い、あるいは乏尿の場合は摂取禁止。むくみがあるが尿が出ていれば3~5gが目安。 |
| 水分 | 制限はとくにありません。むくみが強いときや乏尿があれば前日の尿量+500mg以下が目安。 |
| エネルギー | 体重1kgあたり1日35kcal程度が目安。 |
| カリウム | 血清カリウム値によって増減。 |
日本腎臓学会「腎疾患の生活指導・食事ガイドライン」より一部編集
ステロイドの反応がよくないタイプ
| 項目 | 内容 |
| タンパク質 | 体重1kgあたり1日0.8gが目安。 |
| 塩分 | 1日5g以下が目安。むくみが強い、あるいは乏尿の場合は摂取禁止。 |
| 水分 | 制限はとくにありません。むくみが強いときや乏尿があれば前日の尿量+500mg以下が目安。 |
| エネルギー | 体重1kgあたり1日35kcal程度が目安。 |
| カリウム | 血清カリウム値によって増減。 |
日本腎臓学会「腎疾患の生活指導・食事ガイドライン」より一部編集
たんぱく質と塩分の摂り方に注意が必要
ネフローゼ症候群は尿中に大量のたんぱく質が排泄されるので、血液中のたんぱく質が不足した状態になります。そのため、たんぱく質を大量に摂るのがよいとおもわれがちですが、そうするとかえって腎臓に負担をかけてしまいます。
そこで、不足分を補いつつも過剰に摂り過ぎないようにする必要があります。摂取エネルギーを確保し、牛乳やチーズ、卵、大豆製品といった良質なたんぱく質をとるようにしましょう。
ネフローゼ症候群が進行し、むくみが強くなったり、乏尿になって尿量が減少したりすることがあります。そんなときは、塩分を厳しく制限する必要があります。
基本的には全く塩分を摂らないようにするので、治療用特殊食品の無塩食品を活用するとよいとされています。むくみが解消されてきたら徐々に塩分制限をゆるめていきましょう。
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